2019年08月07日(水)

ファクタリングであれば信用情報機関へ登録されませんが、ビジネスローンは登録されるため、その後のローン組みなどに影響します。


ファクタリングとビジネスローンはいずれも資金調達の方法です。ファクタリングは審査の対象となるのが売掛先企業なのに対して、ビジネスローンはローンを申し込んだ企業の債務状況が審査対象です。また、ファクタリングであれば信用情報機関へ登録されませんが、ビジネスローンは登録されるため、その後のローン組みなどに影響します。さらに限度額はファクタリングの方が多い傾向にあります。

ファクタリングとビジネスローンの5つの違い

ファクタリングとビジネスローンはどちらも資金調達の方法として有効ですが、それぞれ以下の点で異なります。
*審査対象
*信用情報機関への登録
*金利・手数料の違い
*限度額
*資金調達のスピード

1. ファクタリングは売掛先企業・ビジネスローンは申し込んだ企業を審査する

ファクタリングとビジネスローンの違いは、審査の対象が異なるという点です。
ビジネスローンが審査するのは、ローンを申し込んだ企業の決算内容、信用情報、返済能力などです。
一方、ファクタリングの場合は、ファクタリングを申し込んだ企業よりも、売掛先企業を重点的に審査します。

この違いはファクタリングとローンの構造の違いともいえます。
ローンの返済をするのは、当然ローンを申し込んだ企業です。
一方、ファクタリングの場合、ファクタリング会社が求めるものは、申込み企業が手にする売掛金です。そのため、きちんと売掛金が支払われなければ損をしてしまい。このように、両者に構造の違いがあるため、審査対象も異なってくるのです。

2. ファクタリングは信用情報機関へ登録されない

ビジネスローンに限らず、融資を受ける場合は、法人信用情報機関に登録され、場合によっては、民間の調査会社のデータベースに蓄積されることがあります。

一方ファクタリングが融資ではないため、信用情報機関に登録される心配はありません。

信用情報機関に登録されると、その後の融資にも大きな影響を及ぼしますが、ファクタリングで当座を凌いでおけば、信用情報機関に登録されないため、次回大きな融資を受ける場合にも影響がありません。

3. ビジネスローンは金利・ファクタリングは手数料が発生する

ビジネスローンの場合は、融資額に対して金利が発生します。一方、ファクタリングの場合は、金利ではなく手数料が発生します。
一般的にビジネスローンは信販系、ノンバンクで金利が異なり、前者は6〜10%、後者は18%ほどが金利として設定されています。この金利は銀行の事業資金融資に比べると高い傾向にあります。

対して、ファクタリングの手数料は1%〜30%ほどです。手数料に開きがあるのは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングとの違いのためです。2社間ファクタリングの場合は10〜30%、3社間ファクタリングの場合は1〜5%の手数料が発生します。これは1ヵ月後の売掛金にかかる手数料であり、年利として換算すると、最大360%もの手数料が発生しているといえます。

4. ファクタリングであれば5,000万円までの資金調達が可能

ビジネスローンはクレジット系、信販系、消費者金融系などが提供するサービスであれば、最大500万円ほどが限度額です。

一方、ファクタリングは、その月、その企業の売掛金額によって異なりますが、5,000万円までであれば比較的多くのファクタリング会社から調達できます。

銀行系ビジネスローンであれば、限度額1億円以内の多額の融資が受けられます。ですが、ビジネスローンを用意している銀行は少なく、審査に多くの書類や時間がかかるため、すぐに資金調達をしたい会社には不向きです。さらに、審査も厳しく申し込んだところで、審査に通らないといった可能性があります。

ファクタリングは比較的早く資金が調達できる

ファクタリングとビジネスローンを比較した場合、ファクタリングの方が比較的早く資金調達ができる傾向にあります。特に2社間ファクタリングであれば最短即日で資金調達できます。
ビジネスローンは審査通過まで数日かかることもあるため、資金調達を早く行いたいのであれば、2社間ファクタリングがおすすめです。


ファクタリングとビジネスローンは併用できる

ファクタリングとビジネスローンでは、限度額、金利・手数料、審査対象、信用情報への登録などが異なります。そのため、一見するとどちらかを選ばないといけないように思えてしまいます。
ですが、両者は併用できるため、ビジネスローンに申し込んで、希望額に満たないのであれば、ファクタリングで資金調達をするという手もあります。

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