2019年06月27日(木)

ファクタリングの手数料は、売掛債権の規模や会社の社会的な信頼性、売掛金の回収状況によって金額が変わってきますが、手数料の変動にもう1つ関係するのが交渉です。



交渉することで、提示された手数料を下げられる可能性があります。
そのためには、今までの入金履歴や取引契約書、借入をして完済したことがある場合は過去の返済実績を証明する書類などが必要です。

ファクタリングを検討している場合は事前に交渉の準備をしておきましょう。
ファクタリングは貸金業ではないため利息制限法が適用されませんから、手数料は確実に必要になります。
だからこそ、手数料は安く抑えるのがベストですが、手数料にはファクタリング会社の取り分だけではなく印紙代や登記費用など必要経費も含まれるので、最初から安すぎる設定をしている会社ではトラブルになる可能性があります。

ファクタリング手数料は交渉できる?

ファクタリングの手数料の約3割はファクタリング会社の取り分です。
この金額はファクタリング会社が自由に設定できるので、よい取引だと認識してもらえれば安くすることも可能になります。

そのため、もちろんファクタリング手数料を下げてもらうための交渉はできます。
しかし、ただ値下げしろというのではうまくいきませんし、下手な交渉をしてしまうとファクタリング会社の印象を悪くしてしまうので注意が必要です。
交渉には準備を要しますが、まずは相手の気分を害さないための注意点を確認しておきましょう。

口先だけのアピールはしないこと

交渉を有利に進めるには、財務状況が良好なことや業績が上向いていることなどポジティブな面をアピールすることがポイントです。
ただし、客観的な資料がないのに、口先だけでアピールをするのはNGです。
ファクタリング会社は慈善事業ではありませんし、お金が絡むシビアな取引ですから、数字が確認できない限りは信用してもらえません。
当然、ファクタリング会社から資料の提示を求められますが、面談のときに用意できていないというのは不誠実な印象を与えてしまうので、ポジティブな情報であっても客観的に証明できないことは言わないようにしてください。

無茶な割引を要求しないこと

いくら、手数料の約3割がファクタリング会社の取り分だとしても、それがまるまる利益になるわけではありません。
その中には事務所の維持費や人件費などあらゆる経費が含まれるので、あまりにも大幅な値引き交渉をすると、その時点で断られてしまいます。
手数料は安いのに越したことはありませんが、ウインウインの関係が崩れるようでは交渉のテーブルに乗ってもらえないので、ファクタリング会社の利益も考慮して交渉してください。

ファクタリング手数料を交渉する前の3つの準備

ファクタリングの審査では、商業登記簿謄本や印鑑証明書、決算書もしくは確定申告書、売掛企業先との契約書など、会社の実態や実績を証明するためにあらゆる書類を用意しなくてはいけません。
こういった書類も交渉の材料の1つにはなりますが、個別に用意しておくと交渉に役立ってくれるものがあるので、事前に準備をしておくのがベストです。

・・1. 会社の業績が確認できる直近3年分の資料 業歴はファクタリング審査の基準になりますが、もちろん業績が浅くても経営状態がよければ審査は通ります。
ただし、手数料の交渉をする場合は、いかに安定した経営ができているかを証明する必要があるので直近3年分の決算書を用意してください。

・・2. 売掛金の入金確認できる通帳 定期的な取引や継続年数の長い取引がある場合は、それだけ回収の確率が高くなるので、ファクタリング会社も安心して契約できます。
経営が安定している会社であれば、ファクタリング会社にとっては優良企業となり手数料を割り引いても契約したい優良企業となるので、過去の取引が確認できる通帳も用意しておきましょう。

・・3. 企業実績が確認できる資料 これは契約に必要な資料と重複するかもしれませんが、企業の運営実績や取引実績、大手企業との取引がある場合はその契約書などを添付すると、自社への信頼度が高くなります。
ファクタリング会社にとっては、新しい会社と契約するのはリスクが伴うので、企業実績が確認できる資料が多ければ多いほど安心できますから、手数料の相談にも乗ってくれるようになります。

準備を整えておけば値下げ交渉もスムーズになる

手数料を抑えるために交渉を行うというのはとても有効な手段ですが、ただ単に「下げてもらいたい」と伝えるのは交渉ではありません。
準備をするのは大変かもしれませんが、この一手間で交渉をスムーズに進めることができます。
交渉では、資料などの提出とあわせて余裕を持った態度で挑むことが重要なので、メンタル面の準備もしておくことが成功のポイントです。

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