2019年06月04日(火)

建設業や運送業など突発的な状況の変化が起きやすい業種や、IT業など人件費がかさむ業種、介護業や人材派遣業のような入金までのスパンが長い業種については、特にファクタリングが利用される傾向にあります。

ビル

いずれもファクタリングの利用によって現金収入が確保できるため、資金繰りが悪化しそうなタイミングや、人件費の前払い、突然の経費の発生にも備えられ、柔軟な対応が可能になります。

ファクタリングサービスはさまざまな業界で活用されています。中小企業の利用が多くを占めますが、どの企業も資金繰りの状況に応じて、現金収入を得るためにファクタリングを利用せざるを得ない状況があります。 今回は、ファクタリング利用が多い、もしくはファクタリングを利用するケースが多い業界を5つご紹介します。

1. 【建設業】天候や作業の遅れにより支払いサイクルが乱れる場合がある

建設業は案件が大規模になる場合が多く、多額の利益が見込める一方で、天候や作業の状況に応じて内容に変更や遅れが発生し、そのために企業の資金繰りの状況が変化するケースが少なくありません。 スケジュール通りに仕事が進まなければ、その後の支払いサイクルが延びることになります。また、途中で機材や作業員の増員がかかるとさらに経費がかさむため、入金までに資金繰りが悪化する可能性も。 ただし、建設業は公共事業を多く手掛けるということもあり、売掛先が地方自治体になる場合があります。もっとも信頼できる取引先であることから、ファクタリング会社は積極的に債権の買取を行っています。 建設業の場合取引先との関係性を重視して、3社間ではなく2社間でのファクタリングが多く利用される傾向にあります。

2. 【運送業】メンテナンス費や燃料費など突然の赤字の可能性がある

トラックなどの輸送車両や作業員の確保を必須とする運送業では、車両の購入やメンテナンス、事故などのアクシデントにともなう対応などさまざまな状況に備えて、資金確保が突発的に発生することがあります。 運送業では、貨物が増えるとドライバーを増員しなければならないため、人件費が多くを占めます。車両を常に稼働できる状態に維持するためのコストも必要で、燃料費が上がるとそれにともなって経費がかさんでいきます。 燃料費が高騰すると、経営状況に問題がなくても突然赤字になる可能性があり、急な出費に備えてファクタリングを利用するケースがみられます。 運送業の場合、取引先とは柔軟に雇用関係を結んでいるところも多いため、3社間でのファクタリングに応じてもらえれば手数料を安く抑えられます。

3. 【IT業】納期が遅れることで支払いが延びることがある

IT業は人件費が多くを占める業界であり、納期が遅れることで支払いのスケジュールも延びてしまう場合があります。入金が遅れると資金繰りに影響が及ぶため、現金が必要な時にファクタリングが利用されます。 売掛先が大手の企業や官公庁など、入金の見込みがきわめて高いところではファクタリング会社にとっても安心材料となるため、サービスも利用しやすくなります。 IT業は作業効率が重視されるため、大きな仕事を請け負うことができれば利益にもつながります。すぐに資金を集めたいときにファクタリングサービスを利用すれば、企業活動にもポジティブな影響をもたらします。

4. 【介護業】国民健康保険から入金される報酬を前倒しする

介護や介助などの福祉サービスについても、他の業種と同じく後払いが一般的です。介護業では、国民健康保険から入金される報酬を前倒しする「診療・介護報酬ファクタリング」が利用されます。 介護業では最大で50日、約2ヶ月近い期間をかけて報酬が支払われるため、介護施設の規模によっては資金繰りが難しくなるケースが少なくありません。 人件費や利用者を輸送するための車両の維持費、燃料費などは常にかかり続けるため、資金が潤沢にあってもタイミングによっては収入にタイムラグが生じ、経営状態が悪化することがあります。そこで、診療・介護報酬ファクタリングが利用されています。 診療報酬に関する債権譲渡は他の業種よりもスムーズで、3社間ファクタリングも可能となっています。

5. 【人材派遣業】報酬が入る前に人件費の前払いが必要なケースがある

派遣や単発などの人材派遣を行っている人材派遣業では、経費の多くは人件費が占めています。自社で抱える社員と派遣社員に支払う報酬が多くを占める一方、業務委託契約先から支払われる報酬が数ヶ月後になると、人件費は先払いしなければなりません。 支払いサイクルに大幅なずれが生じるために、人件費の負担が大きくなる場合があります。大手企業との契約では長期的に安定した収入を見込めるのですが、期間の長い業務を請け負うと、入金が2ヶ月以上先までかかってしまうことも。 そんな人材派遣業では、人件費の前払いで資金繰りが悪化しないよう、ファクタリングを利用して資金調達をはかることが度々みられます。ファクタリングを利用すれば、経営を圧迫しすぎることなく安定的に経営を続けていけるのです。

ファクタリングを活用すれば後払いによる資金繰りの悪化に備えられる

どの業界でも、入金のタイミングによっては資金繰りで頭を悩ませる可能性はあります。日本国内では後払いが基本であり、前払いの難しい業種ではしばしばファクタリングサービスが活用されています。 どの事業者も、資金が十分になければ業務に支障が出てしまうので、ローンよりも資金調達のスピードが速いファクタリングが重宝されているのです。

  |  

  • 資金調達可能額診断
  • お問い合わせ
電話