2019年06月04日(火)

ファクタリングにかかる手数料は、取引の形態や信用度によって変動します。手数料を抑えるためのポイントとしては、与信状況に不安点がない場合が第一に挙げられます。

手数料(小銭)

不安点が大きいとその分回収リスクが高いと判断されるため、手数料が高くなる傾向にあります。

また、2社間でのファクタリングよりも売掛先を含めた3社間ファクタリングなら回収の見込みが高いと判断されるため、手数料を安く抑えられる可能性があります。

 

ファクタリングとは、企業が保有する売掛金をファクタリング会社が買い取るサービスのことです。売掛金が現金化でき、さらに売掛先が倒産した際のリスクも防止できます。 近年では経済産業省が周知していることで注目されていますが、ここではファクタリング会社を利用する際にかかる手数料を抑える方法について紹介します。

ファクタリング手数料の決め方

ファクタリング利用時の手数料は、売掛先の与信状況と買取金額、2社間と3社のどちらで行うかによってそれぞれ決まります。 はじめに、ファクタリング会社は売掛先の与信状況を調べて、不安な点がないかをチェックします。

 

信用力があればリスクは低いと判断されますが、万が一不安点が多い場合は与信力が低いと判断され、手数料が高く設定される可能性も。 次に、ファクタリング会社は売掛債権の買取金額を算出します。一般的に売掛債権の75%以上~90%超で買い取られますが、買取額は与信状況によって変わるため、90%超での買取を期待していても、結果が大きく変わる場合があります。

 

ファクタリングは、2社間と3社間のどちらかで行われます。2社間の場合回収リスクが高いと判断されるので、手数料も高めに設定されますが、3社間ならリスクが低く抑えられるので、手数料も下がる可能性があります。

ファクタリング手数料の相場は20%から25%程度

ファクタリングにおける手数料の平均は20%から25%程度とされていますが、この値が適正であるかはその時々の状況によって変わります。 上記で紹介したチェックポイントすべてが低リスクと判断されれば、手数料を可能なかぎり低く抑えることができます。

 

また、会社の年商によってファクタリング手数料の相場が変わることも。年商1億円以上の会社なら15%から、5,000万円以上1億円未満は18%からとなり、ある程度の年商が確保できれば安く手数料が抑えられます。 5,000万円未満では20%からとなり、20%の大台に乗ってくるので、会社の信用度が手数料を左右される目安になりえます。

2社間ファクタリングの手数料が高くなる理由は登記費用

2社間でのファクタリグ手数料が高くなるのは、登記費用の問題が挙げられます。手数料の相場は10%から20%程度となりますが、この手数料はすべてファクタリング会社の利益になるわけではなく、手数料の4割は登記にかかる費用として使われます。

 

2社間取引の場合、ファクタリング会社と売掛金を現金にしたい企業との間での取引となりますが、万が一売掛金を現金化したい企業が複数のファクタリング会社に権利を売却してしまうと、資金の回収ができなくなってしまうリスクが生じます。

 

そこで、債権化した売掛金を記録しておくために「登記」というプロセスが必要になります。この登記には一定の料金がかかるため、避けて通ることができません。 登記には債権譲渡の登記と抹消する登記に関する登録免許税のほか、印紙税や証明書の交付にかかる手数料が生じます。

 

司法書士が責任をもって登記を行いますが、司法書士に支払う報酬にも費用がかかるため、手数料の4割ほどが使われることになります。 その他の費用として、ファクタリング会社が顧客を得る際に紹介を受けた場合紹介料を支払うケースもあり、そこにも経費がかかります。こうして、手数料の大部分が諸々の手続きや経費として出ていくことになるのです。

 

仮に、買取金額が少額であれば、2社間ファクタリングを行うと手数料のほとんどが登記費用などの手続きに費やされる場合も。 そこで、手数料を抑えつつリスクも減らせる3社間ファクタリングが注目されています。3社間なら契約書が登記の代わりに使用でき、登記そのものにかかる手数料を抑えることが可能になるのです。

ファクタリング手数料が高額になるのはリスク回避のため

ファクタリング会社は、企業の与信状況を厳しくチェックして、できるかぎり安全な取引を行おうとします。与信のチェックを誤ると資金の回収ができず利益を減らす可能性が出てくるため、売掛金を回収するために慎重にならざるを得ません。

 

そのため、与信状況に不安が大きい会社に対しては手数料も高く設定する必要があります。もしも企業がリスクを隠して現金化に臨もうとしていたら、ファクタリング自体を拒否することもあります。

 

ファクタリング会社にもそれぞれ事情があるため、取引相手となる企業の規模も含めて、リスクをどの程度受け入れられるかを考えながら取引を行っていくのが一般的なやり方です。 一度ファクタリングが可能ということで落ち着いても、後から経営リスクが出てくるケースもあり、そこで手数料が大幅に変更されることもあります。

 

同じファクタリング業務でも手数料が一律に設定できないのは、それ相応の理由があるということです。仮に取引相手が優良企業であれば、低く手数料を抑えることは可能です。

自社の状況に応じて適切なファクタリングの形態を選びましょう

ファクタリングにかかる手数料は、取引の形態や信用度によって変動します。手数料を抑えるための一番のポイントは、出来る限り不安が残るような与信状況にしないことです。また、3社間ファクタリングなら手数料を抑えつつリスクも減らせます。自社の状況に応じて適切な形態を選びましょう。

  |  

  • 資金調達可能額診断
  • お問い合わせ
電話