2019年06月04日(火)

企業にとって、売掛金の焦げ付きによる資金繰りの悪化は経営を続けるうえでの不安要素の一つ。

リスクカット

そこで、すばやく売掛金を現金化できるファクタリングという取引が登場しました。ファクタリングには大きく「買取型」と「保証型」の2種類に分けられ、すばやい資金調達を目的とするものは買取型に分類されます。売掛先の企業が倒産するリスクに備える保証型と併せてファクタリングサービスを使い分け、経営に活かしましょう。

 

国内で営業活動を行う多くの企業にとって、売掛金の焦げ付きはもっとも避けたいリスクの一つです。そのため、リスクヘッジを行いながら営業活動を続けていく必要があり、近年「ファクタリング」と呼ばれる方法が注目されています。 ここでは、ファクタリングを利用することでリスク管理ができることについて、詳しく紹介していきます。

ファクタリングでリスク管理ができる理由

ファクタリングを利用すれば、未回収の売掛金に関するリスクを減らせます。 日本国内での取引は、商品やサービスを先に提供してから後で代金を回収するシステムになっています。

 

その際、現金が支払われないリスクがつきまとうため、安心して仕事ができるようにファクタリングというサービスが誕生しました。 ファクタリングを利用すると売掛金を直接売買することができるので、取引先には後払いのままにしておき、売掛金を先に現金で支払ってもらえます。

 

売掛金の全体からいくらか手数料は取られてしまいますが、取引先の与信リスクが減らせるということで、ファクタリングに注目が集まっているのです。 ファクタリング会社からは取引先や売掛金に関するリスクを厳しく審査されますが、ある程度の信用が見込まれればサービスが利用できるので、信用取引におけるリスクを減らすことが可能になります。

 

売上が少額であればファクタリングを利用する必要はないかもしれませんが、与信リスクを考えて万が一のためにファクタリングサービスを検討することも、一つのリスクヘッジになるのではないでしょうか。

2種類のファクタリング方法が存在する

ファクタリングには「買取型」と「保証型」の2種類が存在します。それぞれの違いとリスクヘッジに関するメリットをみていきましょう。

買取型ファクタリングは比較的審査に通りやすく手早く現金化できる

買取型のファクタリングは、売掛金を手早く現金化できるサービスです。保有する売掛債務をファクタリングサービス会社に売却し、そこから手数料を引いた金額を受け取れます。

 

担保の提供が要らないので手間がかからず、売掛先の信用力だけが見られるため、審査には比較的通りやすいメリットがあります。信用取引への不安が減るだけではなく、スピーディに現金化できるのが大きな特徴。

 

買取型のうち、もっともすばやく現金化できるものが2社間ファクタリングです。売掛先に連絡を入れずにファクタリングサービスが利用できるため、手数料は若干高めですがリスクヘッジには効果的な手段です。

 

売掛先から無事売掛金が支払われたら、ファクタリング会社にそのお金を支払います。最後まで売掛先に売掛債権の売却が知られる心配がないため、取引に影響が出ないのもメリット。企業にとって、取引先との関係悪化は大きなリスクとなりますので、手数料の問題を差し引いても悪影響が出にくい2社間ファクタリングは魅力的です。

 

2社間に売掛先も含めた3社間ファクタリングという方法もあります。売掛先からファクタリング会社に売掛金が支払われるシステムなので、回収リスクが減り手数料も安く抑えられるというメリットがあります。 2社と3社にはそれぞれ異なるメリットがあるため、売掛先との関係性や手数料の問題を考えて、最適な方法を選ぶ必要があるでしょう。

保証型ファクタリングは万が一のリスクに備えられる

保証型ファクタリングは信用力が低い会社との取引において、売掛債権の貸し倒れリスクを減らすことができる方法です。 たとえば、取引先が倒産し売掛金が回収できない場合などに、契約している保証会社が保証金を支払ってくれる保険のような内容になります。

 

保証額には限度がありますが、万が一の場合に備えるサービスとして注目されています。

ファクタリングによるリスクヘッジの注意点

買取型ファクタリングの利用の際、取引先とかわす契約書に「債権譲渡禁止」の文言が含まれていないことが条件となります。逆にいえば、債権譲渡が禁止されている取引については、ファクタリングサービスが利用できないということです。

 

また、買取型は2社間と3社間で性質が異なるため、3社間ファクタリングを選んで取引先との関係性が悪化したり、2社間ファクタリングの継続利用で高い手数料がかかり利益が減ったりする可能性などを考慮しなければなりません。

 

利用の際には売掛金が回収できる見込みがあるか、取引先との関係性をよく考えるようにしましょう。資金調達だけが不安であれば、ファクタリングサービス以外の方法を検討しても良いでしょう。

 

保証型の注意点としては、売掛債権を現金化するまでの期間が延びる可能性があることです。保険のようなシステムなので、倒産などが発生しなければ現金を受け取ることができません。

最適なファクタリングサービスを利用しよう

ファクタリングサービスは自社と相手先との関係、手数料の問題、現金化までのタイミングなどをすべて考慮に入れる必要がありますが、最適なサービスを選べばスムーズな現金化が可能になります。

 

自社内で必要なサービスを検討し、ファクタリングを上手に活用してはいかがでしょうか。

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