2019年06月03日(月)

ファクタリングは売掛債権を売却して現金化するシステムですが、一部で法外な手数料を徴収して利益を得る闇金業者が横行しています。

怪しい携帯画面

闇金業者は無登録営業や即決での契約を迫るといった不審な点が多く、正当な金融業者ではないケースが多くみられます。あとから法外な手数料を提示されないように予防するためには、ファクタリング会社を探すうえでのポイントを心得つつ、闇金業者ではない正規のファクタリング会社を探しましょう。

ファクタリングを扱う会社のなかには、違法な貸付を行う闇金(ヤミ金)も存在しています。闇金を利用すると法外な手数料などを徴収されてしまうので、企業側は慎重にサービスを検討しなければなりません。

ここでは、ファクタリングに乗じて違法に営業を行う闇金について詳しく紹介します。

ファクタリングをうたい高額な手数料を上乗せする闇金業者が存在

闇金業者といえば、一般の利用者に高金利でお金を貸し、厳しい取り立てを行う業者のイメージがあります。近年では、一般の利用者から企業に範囲を拡大し、資金の貸付を行う際にかかる手数料を高額な価格に設定する手法が広がっています。

資金繰りに悩む中小企業では、売掛金の回収が死活問題になる場合も少なくありません。闇金業者はここに付け込み、資金を貸し付けるという名目で高額な金利を上乗せします。

闇金業者が企業にまで範囲を拡大したのは、ファクタリング手数料に上限が設けられていないことが背景にあります。

ある悪徳業者では、日本全国の約250社に3億円以上の貸付を行いながら、1億円以上の利益を得ていたことが判明しました。通常、ファクタリング手数料は高いところでも25%程度となりますから、30%もの手数料をかけている時点で一般的なファクタリング会社とはかけ離れていることが分かります。

報道によれば、この摘発を受けた闇金業者は貸金業法の第11条に規定されている「無登録営業等の禁止」に違反しており、無許可での営業を続けていました。[注1]

[注1]e-Gov:貸金業法 第11条
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=358AC1000000032#110

悪質な闇金業者を避けるための5つの方法

消費者金融のイメージが強い闇金業者ですが、ファクタリング業者として偽装している場合も少なくありません。ここでは、悪徳業者かどうかチェックするためのポイントを見ていきたいと思います。

1. 貸金業者として金融庁の登録を受けているか

金銭の貸付を行う際には貸金業法を遵守し、正しく登録を受けなければなりません。売掛債権の売買についても貸金業法に定められる規定の通り、貸金業者として金融庁に登録を受けている業者を利用するのが安全といえるでしょう。

登録を受けている貸金業者は、金融庁のウェブサイトである「登録貸金業者情報検索サービス」の「登録貸金業者情報検索入力ページ」から検索すれば表示されますので、ファクタリングを利用する前に確認をとっておくと安心です。

2. ウェブサイトに必要な情報が掲載されているか

ファクタリング会社は企業との取引を行う会社ですから、信頼を得るために必要な情報はすべてウェブサイトに記載するのが基本です。

会社の住所や設立年月日、代表者の氏名、連絡先、手数料の金額や相場などの記載がない、または著しく情報が少ない場合は、その企業の信頼性が問題視されます。

会社の住所が書かれていても、検索してみるとレンタルオフィスであったというケースもあります。レンタルオフィスは期間を限定して借りられるので、悪徳業者が好んで利用するケースが多くみられるのです。

連絡先が携帯の電話番号である場合も、会社としての信頼性を疑うほうが良いでしょう。いつでも違う番号に変更ができる携帯ではなく、きちんと固定電話を引いている事業者を利用するほうが安全です。

3. 問い合わせをしたときの対応に不誠実な点はないか

ファクタリング会社との交渉では、事前に連絡先に確認を入れるのが一般的です。事務所や事業所に赴く場合も多いのですが、悪徳業者の場合来社を断るケースがみられます。

問い合わせ時の態度や姿勢に不誠実な点はないか、質問事項には適切に答えられるかといった点もチェックしておきたいポイントです。

4. 提出書類の数や審査に要する時間が極端に少なくないか

基本的にファクタリング会社は、契約する企業に対して丁寧に審査を行います。審査の際に提出する書類が多いと不便に感じるものですが、それほど慎重を期して契約を行うということで、ファクタリング会社そのものの信頼性が確保できます。

ところが闇金業者ではこの提出書類が極端に少なく、即日即決での契約にも応じてもらえます。「すぐに資金が調達できます」といった、一見魅力的な内容が提示された場合、悪徳業者を疑ったほうが良いでしょう。

企業とファクタリング会社との間で取り交わす契約書類についての説明がなかったり、書類に関する質問に答えてもらえなかったりというケースもありますが、少しでも信頼性に乏しい業者とは契約を見送るようにしましょう。

5. 現金での支払いを求められていないか

悪徳業者は現金でのやり取りをみます。振込ではなく現金払いで、と言われた場合は、悪徳業者の可能性があるため慎重に契約を。

また、ファクタリングの際に売却する売掛金額ではない金額での契約を求められたら、それ自体がおかしな取引であると判断できます。

正しいファクタリングサービスを利用する

現金化をすばやく行いたい企業にとって、甘い言葉で契約を迫る悪徳業者は魅力的に映ります。しかし後から法外な料金を請求され、取引によって損をする結果になってしまったら、サービスを利用した意味がなくなってしまいます。

金融庁に登録されており、会社としても信頼と実績の高いファクタリングサービスを利用し、安全に資金調達を行うことが大切です。

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