準備が必要?ファクタリング契約までの準備とその後すべき事!

2019年11月05日(火)

ファクタリング契約を結ぶには、まず申し込むファクタリングの種類を理解して、自社に適したものを選びましょう。また、会社情報が分かる書類をはじめ、必要な書類を事前に用意・提出する必要があります。申し込みが完了して契約となった場合は、面談が行われます。面談ではビジネスマナーに沿った服装や会話ができているかといった社会人としての常識が見られますので、きちんとした態度で望みましょう。

ファクタリング契約に必要な事前準備!

ファクタリング契約を結ぶ前には、取るべき準備がいくつもあります。

1. ファクタリングの種類を確認する

ファクタリングには大きく、
*2社間ファクタリング
*3社間ファクタリング
があります。
両者の違いは、ファクタリングに関わる企業の数だけではなく、手数料などにも影響してきます。

2社間ファクタリングはスムーズな取引が可能な一方手数料がかかる

2社間ファクタリングは、ファクタリング会社とファクタリングを申し込んだ会社同士で行われます。売掛先にファクタリングの事実を知られずに、ファクタリングができるというメリットがある一方、ファクタリングの手数料が高くなってしまうというデメリットがあります。

3社間ファクタリングは手数料が安い一方売掛先に承諾を得る必要がある

3社間ファクタリングは、ファクタリング会社、ファクタリングを申し込んだ会社という2社に加えて、売掛先を加えたファクタリング方法です。手数料は2社間ファクタリングより安くなる傾向にありますが、売掛先から売掛金の債権譲渡に関する同意を得る必要があり、資金調達までに時間がかかってしまいます。

4つの必要書類を用意しておく

2社間ファクタリングか3社間ファクタリングか、ファクタリングの種類が決まったら、次の4つの書類を用意しておきましょう。 *会社情報がわかる書類
*売掛先との取引内容・請求額がわかる書類
*税金・社会保険に関係する書類
*売掛先の入金履歴がわかる書類

会社情報は事業内容・規模・年数などがわかる書類を

会社情報がわかる書類を用意するときは、登記簿謄本やパンフレットといった会社の事業内容、規模、年数などがわかるものを用意しましょう。これらがわかるのであれば、ホームページの情報でも問題はありませんが、商業登記簿謄本を提出するのが一般的です。

売掛金を証明するために売掛先との取引内容・請求額がわかる書類を用意

ファクタリングは売掛金をファクタリング会社に譲渡することで、手数料を引いた額が入金される仕組みです。そのため、売掛金が存在することを証明する書類が必要になります。

税金・社会保険に関係する書類は3社間の場合は不要

ファクタリングは融資ではないため、信用情報の審査は厳しく行われません。そのため、税金や社会保険を滞納していたとしても、ファクタリングの利用は可能です。

ただし、税金や社会保険の滞納は、売掛債権の差し押さえに繋がる恐れがあります。そのため、ファクタリング会社に差し押さえの心配がないことを証明するためにも、税金や社会保険に関する書類を用意しましょう。
なお、3社間ファクタリングの場合は、税金・社会保険に関する書類は不要です。

売掛先の買取額が1,000万円を超えると決算書が必要なことも

ファクタリング会社は、ファクタリング申し込み企業の売掛金を買い取り、その一部を申し込み企業に振り込みます。そのため、過去の売掛金の入金歴がわかる書類を提出しましょう。 なお、ファクタリング会社が買い取る売掛金が1,000万円を超える場合、決算書のコピーが必要になるケースがあります。

2. 3社間ファクタリングなら売掛先の承諾を取り付ける

3社間ファクタリングの場合、売掛先に売掛金をファクタリング会社に譲渡することに対して承諾を得る必要があります。
ここで大切なのは、ファクタリングを申し込んでいることが、売掛先に資金繰りが悪化していると思われないようにすることです。

そのために、ファクタリングは融資ではないこと、長期の事業計画実現のためのステップであることなどをしっかりと伝えましょう。ファクタリングは適切な資金調達方法です。
経済産業省が発表した「世界のファクタリング取扱高の推移」では、日本は1997年から2001年の5年間で15.2%増加。[注1] それに加えて経済産業省が「売掛債権の利用促進について」としてファクタリングを推奨しています。このような事実も、事業計画と併せて伝え、売掛先からの承諾を取り付けましょう。

[注1] 産業構造審議会 産業金融部会 産業金融部会中間報告ー参考資料集ー https://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g30618d2j.pdf

ファクタリング申し込み後は面接に備える

先述の書類をファクタリング会社に送付した後に、仮審査、本審査が行われます。本審査の結果が出たら売掛金の買取額が提示されます。買取額に納得したら、いよいよ本契約です。

契約は一般的に対面行われます。ファクタリング会社のなかには、対面での契約が不要と謳っているところもありますが、ファクタリング会社を装って不当に手数料を請求する企業もあります。そのため、ファクタリング会社の様子を知るためにも、なるべく対面で契約をする場所を選びましょう。

面談では書類の整合性と人柄が見られる

ファクタリング会社が面談で重要視するのは、提出した書類とヒアリングの内容との整合性がとれているかどうかです。
また、人柄もみられます。時間を厳守するかどうか、ビジネスマナーに則った話し方をするかどうかなど、社会人としての最低限のルールを見られます。

面談にとおるには服装と誠実さが大切

銀行による融資ほどではありませんが、ファクタリングにおいても面談での印象は、資金調達成功を左右します。たとえば売掛金をすべて譲渡するような申込みよりも、売掛金の3割程度を申し込む方が、経営者として信頼に足る人物と評価されやすいでしょう。
加えて、財務状況を取り繕うのも避けましょう。ファクタリング会社の担当は、何百社と審査を行っている資金調達のプロです。その場のしのぎのことを言ったところで、資金獲得にはつながりません。

自社の財務状況を素直に話して、誠実さをアピールしましょう。

また、面接時の服装も重要です。銀行からの融資ではないとはいえ、資金調達のための面談ですので、きちんとスーツで赴きましょう。

売掛金が入金されたらすぐさまファクタリング会社へ入金

2社間ファクタリングでは、売掛金が発生した後にファクタリング会社から入金が行われます。その後、売掛先から売掛金が入金されたら、すぐさまファクタリング会社へその売掛金を送金しましょう。
仮にこの売掛金を別のファクタリング会社に譲渡しようとしたり、使い込んでしまったりすると、横領や詐欺に問われてしまうことがあるので注意してください。

分割払いは基本できない

2社間ファクタリングで売掛金を振り込む際、分割払いを提案してくるファクタリング会社があります。この場合は、正規のファクタリング会社ではない可能性が高いといえます。
2社間ファクタリングは、受け取る予定の売掛金をファクタリング会社から先に入金してもう、前受金にあたります。そのため、分割支払いに応じてしまうと、ファクタリング会社からの入金とファクタリング会社への支払の期間に金利が発生してしまい、貸金業法としてみなされてしまいます。

仮に分割払い可能と宣伝しているファクタリング会社があった場合、闇金業者の可能性を疑いましょう。

本契約を結ぶ前に覚えておきたい悪徳業者の手口

ファクタリング業者を語り、不正な営業を行なう悪徳業者がいます。このような業者に申し込まない、契約を結ばないためにも、悪徳業者の手口と特徴を理解しておきましょう。

営業所を持たず携帯電話で営業している

悪徳業者の場合、そもそも違法な営業を行なうため、営業所を持たずに携帯電話で営業しているケースが多くあります。

また、専門的な知識を有していないことが多く、質問に対する返答がなかったり、あっても曖昧だったりという特徴が目立ちます。さらに、契約書の用意もなく、口頭での約束など、その後のトラブルにつながりやすい契約を結ばされてしまいます。

手数料が高い・不明な報酬がある

悪徳業者の場合、手数料が相場以上に高い、事務手数料と称して追加の報酬を請求してくるということがあります。少しでも怪しいと感じたら、具体的な手数料の内訳や報酬の細目を開示してもらい、確認しましょう。

また、ファクタリング会社を一社に絞るのではなく、複数のファクタリング会社に見積もりを依頼して適切な業者を選びましょう。

貸付を行ってくるのは闇金業者の可能性大

ファクタリングは貸金法の範疇にないため、貸付を行えません。それにも関わらず貸付を行ってこようとするファクタリング会社は、闇金業者の可能性が高いといえます。
闇金業者の場合、売掛金を担保としたうえに、申込み企業の代表や役員を連帯保証人にして、通常の何十倍もの金利で貸付を行ってきます。当然違法な行為ですので、絶対に利用しないようにしましょう。

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